プロフィール 石川啄木・いしかわたくぼく(1886-1912) 岩手県玉山村生まれ。1902年盛岡中学を自主退学して上京、与謝野鉄幹・晶子夫妻を訪ねる。 病気で帰郷の後、1905年詩集『あこがれ』刊行。 故郷での代用教員、北海道での新聞記者生活のなどを経て、1910年『一握の砂』出版。 1912年肺結核のため東京で永眠。第二歌集『悲しき玩具』は死後出版された。
望郷と漂泊の天才詩人として知られる石川啄木は、「歌は私の悲しい玩具である」 「歌を作るのは不幸な日だ」と告白しながら、 「一生に二度とは帰って来ないいのちの一秒」をいとおしみ、消え去る刹那の感動を見事に結晶させました。 わずか26年の生涯ながら、その歌は近代短歌史に輝かしい1ページを刻んでいます。 【関連項目】 ◆石川啄木作品 ◆石川啄木の文学碑 ◆啄木ゆかりの演劇作品