金田一 京助

金田一京助 プロフィール
金田一京助・きんだいちきょうすけ(1882-1971)

盛岡生まれ。盛岡中学、東京帝国大学卒。東京帝国大学、早稲田大学で教授、講師を兼任。 1932年学士院恩賜賞受賞。1935年文学博士、1954年文化勲章受賞。 アイヌ語の言語学的研究、国語辞典の編集や教科書編集、また親友石川啄木の研究や歌人・随筆家としても知られる。

金田一京助はアイヌ語の言語学的研究、国語辞典の編集や教科書編集で知られる一方、 盛岡中学在学中から号・花明で『明星』同人となって、早くから歌人としても知られ、 昭和32年には宮中歌会始に召人として参列。その時々の心境を綴った短歌は『錦木抄』 にまとめあげられています。 また随筆家としても『北の人』や『学窓随筆』などがあり、 特に昭和30年に刊行した随筆選集『心の小径』は教科書に掲載され、 ファンレターが殺到したといいます。 石川啄木の盛岡中学時代の文学開眼への導き役でもあり、生涯啄木を支援し続け、彼の没後はその紹介につとめました。 若き日からの文学への熱い思いを生涯持ち続けた偉大な文人といえるでしょう。

【関連項目】
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