文学と彫刻のまち盛岡
中津川河畔 詩歌の散歩道
盛岡の街の中央を流れ、北上川に合流する中津川は、盛岡を象徴する清流です。 夏にはアユが釣れ、秋にはサケがのぼる川として市民に親しまれ、 また河畔には忘れな草やカキツバタなどの花々に彩られ、セキレイが飛び交います。 上流から富士見橋、上の橋、下の橋、御厩橋などの橋がかかり、 中でも上の橋と下の橋の青銅製の擬宝珠は、盛岡のシンボルとされています。 この上の橋と下の橋の間の中津川右岸には、 盛岡ゆかりの詩人や歌人たちの10基の詩歌碑が点在しています。
山口青邨
上の橋
下の橋あり
雪の町
所在地 :盛岡市上の橋 上の橋緑地 アクセス:でんでんむし号 上の橋下車
田中冬二
中津川では鮎がつれる
川べりの草が紅葉しはじめると
鮭が溯ってくる
所在地 :盛岡市上の橋 上の橋緑地 アクセス:でんでんむし号 上の橋下車
岡本かの子
みちのくの
夏の夕風盛岡の
ぎぼしゅが橋を吹き渡るかも
所在地 :盛岡市上の橋 上の橋緑地 アクセス:でんでんむし号 上の橋下車
深沢紅子
こどものころ
かれんなわすれな草の
群落に
あそんだ中津川
所在地 :盛岡市上の橋 上の橋緑地 アクセス:でんでんむし号 上の橋下車
小田島孤舟
たそがれて行く人おもふは
よしなしと
中津川べりひとりもどりつ
所在地 :盛岡市内丸 盛岡市役所裏庭 アクセス:でんでんむし号 内丸下車