食べる ~食べたい盛岡マップ・盛岡三大麺~

盛岡冷麺

盛岡冷麺

昭和29年に朝鮮半島の平壌出身者が本場の味に改良を加えて作ったのが最初で、現在は市内に数多く盛岡冷麺店があり、各店自慢の味を楽しむことができる。

盛岡冷麺は、小麦粉と片栗粉で作るコシのある半透明の麺が特徴。シコシコした食感の麺に、牛骨などでとったコクのあるスープ、キムチの辛さと酸味が調和した独特の旨味に魅せられる人が多い。
2000年、公正取引委員会から「本場」「名産」などの表示が認められ、名実ともに盛岡名物になった盛岡冷麺。ここ盛岡では焼肉店で冷麺だけを注文し、食事として、あるいはお酒を飲んだ後に[締め]として食べるのもフツーのことだ。

盛岡じゃじゃ麺

盛岡じゃじゃ麺

朝から行列ができるほど、最近、ファンが増えてきている「盛岡じゃじゃ麺」。

もともとは中国料理として知られ、漢字で書くと「炸醤麺」。 盛岡じゃじゃ麺は、40年ほど前、一人の男性が戦時中に中国東北部で食べた味をもとにアレンジしたものだという。うどんに香ばしい肉炒め味噌をのせ、好みに応じてニンニク、ショウガ、ラー油、酢をかけ、刻んだキュウリやネギと混ぜていただく。 食べ終わったら、といた生卵に、ゆで汁、肉味噌を加えて卵スープ「チータンタン」に。ファンの間ではこれで仕上げるのが常識だ。味の決め手である味噌はそれぞれの店の企業秘密。複数の店を巡って、違いを味わうのも楽しい。

わんこそば

わんこそば

「それもう一杯」「ほら、じゃんじゃん」などの掛け声とともに、給仕さんがお椀に小分けしたそばをどんどん入れていき、食べた数を競い合う、遊び心たっぷりのわんこそば。
昔、岩手では客にそばを振る舞う風習があり、宴席などでは一度に大勢の客にゆでたてを提供するため、少量ずつお椀に盛って出したことが、わんこそばの起源といわれる。
平民宰相原敬が「そばはわんこに限る」といって愛した。 お腹いっぱいになったらお椀に蓋をして「もう、結構」と合図するのだが、そのタイミングが難しく、それまで容赦なくそばを放り込む給仕さんとのやりとりも愉快だ。大勢で賑やかに食べられるのがわんこそばの魅力。もちろん一人からでもOK、店によっては百人以上の団体客も受け入れている。

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盛岡の味

盛岡のエッセンスが凝縮された味のあれこれ

お土産としてはもちろん、最近、健康食としても人気の高い南部せんべい、形も色も素朴な盛岡駄菓子などは、食べるとどこか懐かしい味がする。それもそのはず、これらの菓子類は、盛岡が城下町だった頃から作られていた伝統の産品で、数百年にわたって脈々と継がれ、今でも人々に親しまれている。
『健康』に関心を寄せる人が多い最近は、そば、豆類、くるみ、ごまなど身近な材料を使い、手間を惜しまず一つ一つ丁寧に手づくりされた味が、素朴な温かさを伝えているとともに、健康食品としても注目を浴びている。
清らかな空気と水、そして良質な素材と高い技術がそろった盛岡は、まさに豊富なお酒の里。日本三大杜氏に数えられる南部杜氏の技に磨かれた日本酒をはじめ、盛岡産の地ビールやワインも登場。「良き水の地には、おいしい地酒あり」という期待を裏切らないおいしい盛岡のお酒をいただくのも、旅の喜びだ。

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